2020.12.23.

感染症対策 使い方広がる 万能ハーブチンキ

ティーだけではもったいない 暮らしにもっとハーブを

だんだんと日暮れが早くなる秋。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、家で過ごす時間が長くなった方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、感染症対策にも役立つ、ハーブの活用法をご紹介します。

一番のおすすめは、ハーブチンキ。チンキはハーブをアルコール(ウォッカ、ホワイトリカーなど)に漬けて成分を抽出したもので、チンキ剤、ティンクチャー(tincture) とも呼ばれます。アルコールに漬けることで、お湯では抽出されないハーブの有効成分を効率よく引き出すことができ、長期保存できるのもメリットです。

チンキの用途は幅広く、原液を使った除菌スプレーは、テーブルなどの拭き掃除に。 アルコール濃度10%程度に水で希釈すれば、エアフレッシュナーや虫よけスプレーに。さらに1%以下に希釈したものは、有機栽培用の殺虫・殺菌剤に。また、アルコールとハーブのみで作っているので、マウスウォッシュやうがい薬として使用することができ、お茶やお湯に数滴混ぜて飲むなど内服も可能です。そのほかにも入浴剤や化粧水、ヘアトニックなど、活用法は様々。

使用するハーブにこれといった決まりはなく、庭で育ち過ぎてしまったハーブや、 賞味期限切れのハーブティーの有効活用法としてもおすすめです。作り方の基本を覚えたら、目的や効果に合わせて自分なりのアレンジを楽しんでください。

使い方広がる 万能ハーブチンキ

チンキのうがい 空気が乾燥した季節のかぜ予防に

〔 用 具 〕広口のガラス瓶、茶こし、遮光性の保存瓶
〔フレッシュ(またはドライ)ハーブ〕 ティートリーやタイム、セージ、ペパーミントなど … 適量
ウォッカ(またはホワイトリカー)………………..80mL

1.「除菌スプレー」1〜3の手順に従ってチンキを作り、保存瓶に移す。

  1. コップ1杯の水かぬるま湯に1〜3滴ほど加えてうがいをする。

POINT ティートリーやタイム、セージがのどの炎症を鎮め、ペパーミントが鼻づまりの緩和や口臭予防に効果を発揮します。でき上がったチンキは冷暗所に保管し、1年をめどに使い切りましょう。

Gargle with Tincture

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第53号 2020年9月