KEYWORD: MHVOL31

2021.08.06
フラボノイドの生体利用性と機能発現機構

序論にかえて:フラボノイドと酸化ストレス再考 フラボノイドとはdiphenylpropane構造を基本骨格とする植物二次代謝産物であり、植物界に普遍的に存在する。植物由来ポリフェノール類の多くはフラボノイドであり、現在までに4,000種を超えるフラボノイド化合物が発見されている。・・・

寺尾純二 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部・食品機能学分野

カシワとサルトリイバラ

1.柏餅 サルトリイバラは日本各地でみられる植物であるが、柏餅の柏の葉の代わりに使われている。関東以北ではカシワが使われるが、関西以西ではサルトリイバラの葉が使われ、奄美大島から沖縄ではゲットウ(月桃)の葉が使われている。これら3種類の共通点は葉の上面が平滑であることである。 庭・・・

佐竹元吉 お茶の水女子大学 生活環境教育研究センター 研究協力員

【自然療法シリーズ】日本の本草学(ハーブ)の先達 貝原益軒(1630−1714)

幕末まで、日本の医学は中国医学の流れを引く伝統医学が主流であった。その中で、いわゆるハーブは「本草」と呼ばれる学問であった。本草とは、薬用に値する植物、鉱物、動物の名前、特徴、薬効を述べた学問である。 日本に登場する、最も古い本草書は、701年、大宝令が定められ、医学教育が制度化・・・

酒井シヅ 順天堂大学医学部特任教授・名誉教授

中世ヨーロッパとメディカルハーブ

中世とその動向 西ローマ帝国が滅亡した476年から東ローマ帝国の滅亡に至る1453年までを中世と呼ぶ。ルネサンス期の人文主義者は、中世を彼らが文明の理想とする古代ギリシア・ローマが消滅するに至った暗黒時代ととらえた。この中世のメディカルハーブの受容状況と変貌は本連載でも多少取り上・・・

大場秀章 東京大学名誉教授 東京大学総合研究博物館特招研究員

【広がるメディカルハーブ】ホリスティック獣医学における
メディカルハーブの活用

1.はじめに ホリスティック医学の獣医領域への応用であるホリスティツク獣医学への関心が飼い主の間で高まっています。こうした動きには2つの要因があり、まずひとつには飼い主と動物との関係の変化があります。従来の「ペット」と呼ばれる存在は主人の下僕であり、上下関係がはっきりしていました・・・

林真一郎 当協会理事長

【チェストベリー】 チェストベリーハーブとその活用法

はじめに ・[学名]:Vitex agnus-castus ・[別名]:チェストツリー ・[和名]:セイヨウニンジンボク、イタリアニンジンボク ・[科名]:クマツヅラ科ハマゴウ属  チェストベリーはチェストツリーの果実で地中海地方原産のハー・・・

上田聖子 七草薬局グループ pharmacy MINAMI