RESEARCH

アロエベラが糖尿病の血糖値を下げる

アロエベラはさまざまな気候環境の中で生育する作物です。熱帯雨林でも乾燥地帯でも栽培できるため、食材や医薬品としてよく用いられています。食品としてはさまざまな商品に使われていますので日常的に目にする機会も多いと思います。医薬品としては、おもに傷や火傷を治療する伝統薬として世界の多くの国々で使われています。傷や火傷以外にもヘルペスや乾癬などの皮膚科系薬、歯肉炎や歯垢などの歯科、潰瘍性大腸炎や消化器疾患など多くの領域で利用されることがあるようです。ただしいずれも科学的な証拠が十分ではないようです。これまでにアロエベラが糖尿病の血糖値を下げるという臨床試験結果がいくつかでているものの、研究結果にバラツキがあり一貫性のある結果が得られていませんでした。そのため、タイの研究グループが、これまでに公表されている論文を網羅的に検討し、アロエベラが糖尿病の血糖値を下げる効果があるのかどうかを検討したレポートを紹介いたします。(コメント:桂川直樹)

2016.10.06
脂溶性である精油成分は血中でどのような形で存在しますか

A: 血液中に入った薬の分子はタンパク質と結合しますが、それが一部の分子のこともあれば、ほぼすべての分子が結合することもあります。 血液中の精油成分の存在の仕方は、血液中での薬とタンパク質との結合ほどよく知られていませんが、たとえば次のような in vitro (試験管内) での・・・

2016.06.30
シナモンが月経困難症の鎮痛に?

最近多いイランでの臨床試験です。月経困難症は原発性(機能性)または続発性(器質性)いずれかとして分類されます。原発性月経困難症は、子宮内のプロスタグランジン過剰産生によって引き起こされます。 この研究では偽薬よりもシナモンが痛みを和らげる効果がありますが、イブプロフェン(プロスタ・・・

2016.06.21
緑茶が認知症の予防に?

金沢大学が緑茶を摂取するとことで、認知機能低下のリスクを下げる発表をしています。論文は英文で発表されているため、以下に要約の翻訳文を紹介させていただきます。 認知症を治す根本的な治療は現在のところ開発されていないようです。認知機能低下に結びつく、予防につながる珍しい研究といえます・・・

2016.06.06
高コレステロール血症ラットにおける体重増加および酸化還元状態に対するアガベ・テキラーナの食物繊維およびジャマイカの萼を含む食物消費の効果

Effects of consuming diets containing Agave tequilana dietary fibre and jamaica calyces on body weight gain and redox status in hypercholest・・・

2016.05.24
食品表示法の施行によってメディカルハーブに関して適応される基準を教えてください

Q: 食品表示法の施行によってメディカルハーブに関して適応される基準を教えてください。 A: 食品の表示は、食品に係る様々な情報提供や役割を担っています。消費者が食品を購入するとき、食品の内 容を正しく理解して選択したり、摂取する際の安全性を確保したりする上で重要な情報源となって・・・

2016.03.29
日本ハーブ療法研究会第3回学術集会報告

当協会が賛助している日本ハーブ療法研究会の第3回学術集会が2015年12月12日に東京・東京農業大学世田谷キャンパスで開催された。日本ハーブ療法研究会は医学・薬学・農学の専門家たちが分野を超えて、ハーブ療法に関する研究を活性化するための場として設けられた。第1回の学術集会は医学系・・・

2016.03.01
カバノキ属(Genus Betula)の民間療法および薬理学的特性

カバノキ属(Genus Betula)の民間療法および薬理学的特性世界各地の民間療法で様々な用途に利用されている白樺。様々な効能を持つことから、インドやシベリアでは「魔法の木」と呼ばれています。ロシアや東ヨーロッパの諸国、インドより伝わるアーユルヴェーダでも、がんや胃潰瘍など様々な病気の民間療法として使用されていることが文献に残っており大変興味深いです

2015.11.05
国際情報 2014 年アメリカにおけるハーブサプリメント売上

(原題:Herbal Dietary Supplement Sales in US Rise 6.8% in 2014、HerbalGram 2015年秋号掲載) アメリカにおける2014年のハーブサプリメント売上高に関する記事が今年もニュートリションビジネス誌で掲載された。それ・・・

2015.10.28
アロエベラジェルと帝王切開創傷治癒に関するランダム化比較臨床試験

過去にも、婦人科における帝王切開術後や開腹手術後の女性を対象にした、アロエベラの臨床試験は度々おこなわれてきました。今回の臨床試験の結果のように、アロエベラのジェルは創傷の治療に有効と言われていますが、今後も検討が必要です。危険性はないが手術などの深い開放創では治癒が遅れることもある、という意見もあります。

2015.04.17