KEYWORD: 研究論文
2017.12.01
植物精油成分の脳内移行性
我々は、アロマセラピーの科学的な解明を目的として研究を行っている。アロマセラピーの効果が科学的に解明されれば、医療分野での積極的かつ効果的な利用につながると考えている。アロマセラピーの科学的な解 明の方法にはさまざまなアプローチが存在するが、我々は、アロマセラピーで用いられる植物・・・
2017.09.01
生活習慣病の予防に役立つミカンに多いβ-クリプトキサンチン・・
1.はじめに β-クリプトキサンチンはオレンジや柿などの果物に広く含まれていますが、日本のウンシュウミカン(以下、ミカン)に特徴的に多く含まれているカロテノイド色素です。カロテノイド色素にはニンジンやカボチャに多いβ-カロテンやトマトに多いリコペンなどがよく知られていますが、ヒト・・・
2017.06.01
柑橘類果皮成分nobiletinの抗認知症効果─機能性食品の開発に向けて─・・
はじめに アルツハイマー病(Alzheimer’s disease:AD)は記憶・学習機能の低下を主症状とする認知症の一種である。ADの主な病理学的所見として、アミロイド-βペプチド(Aβ)の脳内蓄積による老人斑形成やタウタンパク質(Tau)の過剰なリン酸化による神経原線維変化に・・・
2015.12.01
町の花から地域活性化─レンギョウ葉の活用─・・
1.はじめに レンギョウ(連翹)Forsythia suspensa(Thunb.)Vahlはモクセイ科レンギョウ属の落葉性低木広葉樹である。 新潟県新発田市紫雲寺地区(旧北蒲原郡紫雲寺町)では1985年(昭和60年)に当時の町長鬼嶋正之氏がレンギョウを紫雲寺町の花として制定し、・・・