2012.3.26

中国のハーブ事情②

日本メディカルハーブ協会国際情報委員会

2011年11月から、中国政府は中国の中薬(中国の漢方薬)資源調査を実施する。安徽、湖北、湖南、四川、雲南、新疆の6省(自治区)で始め、更に全国規模のセンサスに広げていく。中国全国規模の中薬調査はこれまでに3回実施され、前回(1983-1987)の調査では1万2000種類余りで850万トンの総保有量、30万トン余りの栽培品量を確認している。

今回の調査により資源状況を確認することで、中薬資源の管理や保全、開発計画の策定、漢方薬資源モニタリング体制の確立を促すことが期待されている。

12月末、中薬材天地網(中薬原材料のサイト)は、四川省の中薬資源調査を担当し、重楼の生産量が5年前に比べて1/3に減少するなど資源需給関係が逼迫していることを報告している。

http://www.gov.cn/jrzg/2011-11/06/content_1986952.htm (中国政府のニュース)
http://time-az.com/main/detail/31747 (日本語のニュースサイト)
http://www.zyctd.com/info-item-365548-1-1.html (中薬材天地のサイト)